板橋区泉町のマンション建設
板橋区泉町20番21番(地番)にマンションの建設が計画されている。
この場所には以前、塗料の工場が建っていた。
工場の解体後、業者によって土壌の検査が行われた。
その結果土壌からは基準を大幅に超える有害物質が検出された。
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土壌汚染の状況
六価クロム土壌溶出量 1.0mg/L(基準値の20倍)
シアン土壌溶出量 0.1mg/L(基準は検出されないこと)
鉛土壌含有量 1200mg/kg(基準値の8倍)
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土壌を入れ替えたそうなのだが、本当に大丈夫だろうか?
業者の話では敷地を10m四方のマス目に区切り、そこから
土壌をサンプリングして検査を行い、有害物質が基準値を
越えたマスについて汚染の深度を測定し、汚染された所の
土壌を入れ替えたとのことだ。
しかし、次のことが疑問として残る。
1.表面は基準値以下でも深い所で汚染されたエリアから水平方向に
有害物質がしみこんでくることもあるのではないか?
2.サンプリングはあくまでマス目の一部の土壌を使用して検査が
行なわれる。たまたま、汚染の少ない部分をサンプリングしている
場所もあるのではないか?
3.10m四方のマス目というのは区切りとしては広すぎるような
気がする。局部的に濃度が高くなっているような場所があるの
ではないか?